近年ユーザー数が増え、益々普及が進んでいる個人間カーシェアリングの中でも、
業界トップクラスの「Anyca(エニカ)」でカーシェアリングを始めたいと思っている方も多いはず。
ですが、そんな個人間カーシェアリングを代表するAnycaでも、まだまだ分からないことも多く、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
特に保険のことになると、仕組みが複雑であることも多いので、考えるのも面倒になってしまいますよね?
しかし、実際にエニカでは、知らないと後で痛い目にあうかもしれない「保険の落とし穴」が存在します!
そこで今回は、そんなAnycaで気を付けたい注意点を詳しくご紹介していきたいと思います!
これからAnycaを利用するのであれば、覚えておきたいことも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Anycaの自動車保険の補償内容は?
Anycaでの注意点を見る前に、Anycaで加入する自動車保険について見ていきましょう。
- 損保ジャパン日本興亜の時間単位型自動車保険(車両補償ありプラン)
- 【一人用】東京海上日動の1日自動車保険(車両補償付きプレミアムプラン)
- 【複数人用】東京海上日動の1日自動車保険(車両補償付きプレミアムプラン)
のいずれかに加入しなければいけません。
これらを分かりやすく、表で見ていきたいと思います。
損保ジャパン | 東京海上・1人 | 東京海上・※3名まで | |
料金 | 2,000円/24h | 1,800円/24h | 2,700円/24h |
対人賠償責任保険 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償責任 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物超過修理費特約 | 限度額50万円 | 限度額50万円 | 限度額50万円 |
人身傷害保険 | 3,000万円 | ー | ー |
人身傷害入通院定額給付金 | 10万円 | ー | ー |
人身傷害死亡・後遺障害定額給付金特約 | 1,000万円 | ー | ー |
搭乗者傷害特約(一時金払) | ー | 1,000万円(一時金10万円) | 1,000万円(一時金10万円) |
自損事故傷害特約 |
ー | あり | あり |
借用自動車の車両復旧費用特約 | 支払限度額300万円 (自己負担額10万円) |
支払限度額300万円 (自己負担額10万円) |
支払限度額300万円 (自己負担額10万円) |
ロードアシスト | あり | あり | あり |
借用自動車の事故時代車費用特約 | 5,000円/日(30日限度) | ー | ー |
※こちらの表以外の特約等もありますので、詳しくは保険内容をよく確認するようにしてください。
また、Anycaのサイトでは、このような注意事項が記載されています。
【注意】例えば、以下のケースでは補償されません
・時間単位型自動車保険は、「運転中」の「事故」によって生じた損害のみ補償されるため、盗難や駐停車中の当て逃げなどによる損害は補償されません。
・Anycaで予約をしたドライバーが運転している最中に生じた損害のみ補償されるため、予約したドライバー以外が運転している最中に発生した損害は補償されません。
こちらの保険内容や注意事項から、気を付けたい箇所を1つずつ見ていきたいと思います。
Anycaで気を付けたい注意点
利用する車への保証限度額(300万円)
これは上の表にも記載されている「借用自動車の車両復旧費用特約」のことです。
この「借用自動車の車両復旧費用特約」なのですが、エニカで加入できる保険の3つのうちすべてが、支払限度額300万円となっています。
つまり、エニカで借りた車を運転中に事故を起こしても、保険会社は「車の修理代は300万円までしか支払いませんよ!」ということ。
ということは、300万円以内で修理や買い替えができれば問題ないのですが、保険内で収まらなければドライバーさんの自己負担となってしまいます。
全損事故を起こすことは、ほとんど無いとは思いますが、事故はいつ起こるか分かりませんし、全く無いとも言い切れません。
もし不安であれば、保険内容に見合った車を検討することをおすすめします。
免責金額10万円
免責金額とは、簡単に言うと「自己負担額」のことです。
事故を起こした場合に、上記で紹介した「借用自動車の車両復旧費用特約」で支払われる金額が300万円以内であっても、
免責金額は10万円となっていますので、10万円までは自己負担となってしまいます。
車両保険が適用されないケース(盗難や駐停車中の当て逃げ)
上記の注意事項には、「盗難や駐停車中の当て逃げなどによる損害は補償されません。」とあります。
つまりエニカで借りた車が盗難や当て逃げにあった場合は、保険では補償されません。
そのようなトラブルが起こらないためにも、オーナーさんとドライバーさんの両者で対策をとることが大事です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
高級車や普段乗ることがないような車にも気軽に乗ることができて便利なエニカですが、
今回ご紹介したような注意点を知らずに利用していると、万が一盗難や事故にあった場合にかなり痛い思いをするかもしれません…。
そうならないためにも、保険内容やエニカのルールなどを詳しく見ておくことがとても大事です!
みなさんもエニカの注意点をしっかり頭に入れて、エニカを上手に利用してみてはいかがでしょうか?